簡単DIYでママの心にゆとりを♪子供が日々の習慣を楽しくこなせる「やることボード」

こんにちわ。幼稚園や小学校に通うお子様をお持ちのお母さん、朝起きてから子どもが寝るまで、バタバタと一日が終わっていく方も多いのではないでしょうか。子どもは日々成長する中でできることも増える一方で、自分でできるはずのこともなかなか進んではしてくれなかったりと、一日がスムーズに進まないこともよくありますよね。その度につい怒ってしまったり、「もっと自分から進んでやってくれたらいいのに。」と思うこともしばしば。

我が家にも小学生の子どもがいるのですが、保育園に通っている頃から同じような悩みがありました。そして、毎日ガミガミ怒るのではなく、何か楽しく「日常のやること」ができればなぁ、と。

そこで取り入れてみたのがこちら。今回は、我が子たちに効果覿面だった「やることボード」をご紹介します!

「やることボード」とは?

日々の流れはご家庭によって違うと思います。でも一日の中でやるべきことはある程度決まっているものです。例えば朝起きてから、家を出るまでにすること。

  • 着替える
  • 顔をあらう。
  • 朝ごはんを食べる   など。

それを、子どもにもわかりやすく「見える化」するのが「やることボード」です。何をやるのか一目瞭然。そして、やったことがチェックできたり、やるごとにポイントがもらえたり…。ゲーム感覚でできるので、これを使うことで、子どももやるべきことを楽しくこなすことができるようになりました。また、子どもと一緒に作ることでさらにやる気もアップ!それでは作り方をご紹介します。

やることボードの材料

下記の材料は全て百円均一「Seria」で揃えることができます。

  • インテリアブリキフレームL 2つ
  • マグネットホワイトボードシート
  • 小さめのマグネット 数個
  • ホワイトボードマーカー
  • 三角吊り具と紐
  • (お好みで)ペンキ、マスキングテープ

《あれば便利なもの》

  • パソコン
  • 丸シール
  • ラベルシール

「やることボード」の作り方

1.やることの内容を決める

まずはいつ使うのかをきめましょう。そしてその時にやるべき項目を最大で9個ピックアップします。例えば、「家に帰ってから」をテーマとすると「手洗いうがい」「鞄を片付ける」などです。

2.やることカードを作る

項目が決まれば、次にボードに貼りつける「やることカード」を作ります。サイズは項目数によって様々ですが、用意したブリキボードに並べて少し余裕が出るようなサイズに作ります。(後で内容の文字表記や、小さいマグネットを貼り付けられるスペースが必要です。)今回は8項目+タイトルカードの計9枚のため、3cm× 5cmのカードを作ります。

まずは紙を上記のサイズに切り必要枚数揃えます。そして項目に沿ったイラストを描きます。もちろんお子様自身が描いても構いません。イラストを描くのが難しければ、パソコンを使ってインターネットでイラストをダウンロードし、プリントアウトしたものを使います。(無断ダウンロードが許可されていないサイトも多いので、注意して選んでください)

また、実際に子どもが実践している様子を写真に撮り、それを使用するのもよいでしょう。大切なことは「見てすぐわかること」。小さいお子様はまだ字が読めなかったりします。読めるお年頃でも絵や写真の方が目に入りやすいものです

そしてもう一点。イラストを描いたり、プリントアウトした際に使用するのは、フリーカットのラベル用紙を利用すると後で貼り付ける際に便利です。ない場合は普通のコピー用紙でも大丈夫です。

3.2で作ったカードをマグネットシートに貼り付ける。

この時、ラベルシールでカードを作った場合ははがすだけで貼り付けることができます。普通のコピー用紙の場合は両面テープなどで貼り付けてください。マグネットシートに貼り付けられたら、サイズに合わせてカットしましょう。

4.ブリキフレームを装飾する

※ブリキフレームの枠をそのままの色で使用する場合はこの工程は飛ばしてください。

ブリキフレームの枠をお好みでペンキや絵の具で好きな色に塗ります。(絵の具を使用の場合は、色移り防止のために乾いてからニスを塗ることをお勧めします。)この時、ブリキ部分まで塗ってしまわないように、マスキングテープなどで保護しておくと塗りやすいです。

5.やることカードをボードに貼る

3で作ったマグネットシートのカードをブリキボードに貼っていきます。イラストカードだけでわかりにくい場合は、内容の文言を表記したものを一緒に貼り付けるとよりわかりやすくなります。各項目の右側は実行できたときにマグネットを貼り付けるスペースとして少し開けておいてください

6.マグネットを用意する。

出来たカードの項目数分、小さいマグネットを用意します。5であけた隙間に入る程度の大きさで、小さいお子様でもつかみやすい強力すぎない磁石が最適です。

今回は兄妹二人で使うものを作るので、8項目×2人分、16個のマグネットを用意し、どちらのものかわかるように色を付けました。カラーシールや油性ペンなどが使い易いですが、自宅に好みの色のものがなかったので、穴あけパンチで抜いた丸をボンドで貼り付けました。マグネット一つにしても本人の好きな色などにすると、それだけでやる気が変わります。

7.もう一つのブリキボードで得点ボードを作る。

得点ボードは点数をかけるようにマグネットで作ります。「てん」や「〇〇月のポイント」などは油性ペンで書いたり、パソコンやラベルシールを使用するとよいですが、得点を書くところや月を書くところは書いたり消したりできるようにするためにホワイトボードのまま開けておいてください。実行前のマグネットを個数分貼り付けておけるところもここで作ります。兄弟二人以上で使う場合は名前も書きましょう

8.紐を付けて吊り下げられるようにする。

壁につけられるように紐を付けます。ここで使用するのが、「三角吊り金具」です。

ネジも付いているので、ブリキボードの裏側上部にドライバーで取り付けます。あとはこの三角に紐やリボンを通せば出来上がり!画鋲やフックなどにかけることができます!

9.壁に飾ります。

このように壁に飾ります。必ず子どもが見えやすく、手の届く高さに設置してください

やることボードの使い方

使い方は至ってシンプル!やることカードの内容が実行できたら、そのカードの横にマグネットを貼ります。貼るのはもちろん子ども自身

得点やご褒美の内容はママが決めてもいいし、子どもと決めてもいいと思います。例えば「マグネット一つに付き、1点」と決め、一日の終わりに得点板に点数を追加し、足した数を書いていきます。100点になれば景品ゲット!(我が家では表彰状とうまい棒)で点数をリセットし、またゼロからためていきます。点数の付け方やご褒美制度はご家庭によっても様々な考えがあると思うので、おうちにあったものにしてください

また、点数を計算する際に、小学生の子どもだと、得点を計算してもらうと、ちょっとした頭の体操になります

使ってみてよかったこと。

1.やるべきこととやったことが一目瞭然!

ただ毎日同じことを言って、なかなかやってくれなくて…。でもボードにイラストが描いてあるとそれに沿って進んでやってくれることも増えました。マグネットを付けることでやったこともわかりやすく、出来た実感も沸きます

2.点数がたまっていくのが嬉しい。

大人でも買い物するごとにポイントがたまると嬉しいですよね。それと同じで、子どもにとっても点数がたまっていくのはやっぱり嬉しいもの。それが「目に見える」ことでよりやる気が沸きます

3.やることの流れが習慣化する。

やることを毎日続けていると、だんだんとその内容が習慣化していきます。例えば帰ったらまず、手洗いうがいして、カバンの中身を出して片付ける。という流れ。これって大人にとっては普通にすることですが、子どもの場合は帰ったらまず遊びたい気持ちが先だってしまってなかなか出来ないことも多くて。でも続けることでそれが習慣化して自然にできるようになりました。

4.ママも子どももウレシイ!

そしてやはり何よりママがガミガミ言うことが減ったこと!毎日毎日「あれしてね!これはやった?」と言っていたのが、言う回数が圧倒的に減りました。子どもも楽しくやってくれるし、ママのストレスも減る。それでもまだまだ思うようにはいかないことも沢山ありますが、少しでもママが楽になれば子どもとの接し方にも余裕ができますよね

まとめ

「やることボード」で子どもやる気をアップ!我が子には目に見える点数がよかったみたいで、すごく効果のある方法でした。でも、子どもの性格も様々なため、これがすべての人にうまく行くかといえばそうではないと思います

ただ、実際これをやってみて思ったのは「子どものやる気スイッチはどこかにある!」ということ。そのスイッチは子どもによって、そして親によっても様々で、うちで通用することがよそでは通用しなかったり、逆にいいよと言われてやったことが我が家では効き目がなかったりすることも多いです。なので、そのお家らしい「やる気アップ作戦」を子どもと一緒に見つけられるといいなぁと思います。

今回ご紹介した手作りの「やることボード」。やる気アップの一つの手段として、一度お子様と試してみて下さいね。

NOCCでは、今後も子育てに役立つような、DIYの情報を載せていきますので、
ぜひ時間があったらホームページを覗きにきてください♪

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