遊んで飾って片付けられる!子どもが夢中になる多機能「フィギュアケース」DIY

こんにちわ。今、みなさんのお子様はどんなものに夢中になっていますか?子どもは好きなものができると、それに対してすごく詳しくなったりすることが多いですよね。例えばカードゲームや戦隊もののコレクションなど。そして、親もつい子どもの夢中を応援したくなり、こまごまとしたおもちゃなどが増えてしまうご家庭も多いのではないでしょうか。

今回はそのうちの一つ、キャラクターのフィギュアのお話です。フィギュア集めは子どもだけでなく、大人でも夢中になることがありますよね。せっかく集めたものだから飾りたい。でもごちゃごちゃになってしまうこともよくある話です。そこで、今回はそんなフィギュアをたくさん収納できる、そして飾ることもできる多機能なフィギュアケースを作ったのでご紹介します。

フィギュアケースの材料

材料である木材はホームセンターで購入します。木材を買って家でカットしてもいいのですが、まっすぐ切るのはなかなか難しいもの。そこでホームセンターでのカットサービスを利用します。寸法を伝えるとその通りにまっすぐにカットしてくれるので楽で綺麗に仕上げることができるので、お勧めです。カットしたい寸法はメモなどで書いて見せるとお店の方にもわかりやすく、しっかり伝えることができます。(カットは有料。お店によって価格は様々ですが、1カット30~50円程です)

ホームセンターで揃えるもの

  • 1×3材6フィート 350円程度 ワンバイ材と言って規格サイズの安い木材の一つです。サイズは6.3cm×8.9cm×182cm。ここから30cmを4本カットしてもらいます。
  • ファルカタ材15cm×45cm×1.3cm 200円程度 ファルカタ材とは安価で軽い木材でDIYでもよく使われる木材です。今回は子どもが持つもので軽さも大切なので、1×3材とファルカタ材を併用します。6.3×25cmを4つカットしてもらいます。
  • ベニヤ板 500円程度:今回使ったものは厚さ4mm。25㎝×30cmを2枚(薄いものなら百円均一で200円程度で手に入りますが、カットはしてもらえません。)

百円均一で揃えるもの

  • 透明仕切りケース3マス8個:セリアやDAISOなど百円均一に売っています。
  • 取っ手・掛け金具・蝶番一組:こちらも全て百円均一で販売しています。
  • :収納するフィギュアのイメージに合った布(ケース内面の壁面に貼ります)
  • ペンキや水性ニスなどの塗料やマスキングテープ:ボックスの外側の装飾に使います。

布やペンキは装飾用のため、お好みで合ったものを選んでください。

工具・道具など

  • ペンキを塗る刷毛
  • プラスドライバーとキリ(あれば電動ドリルドライバーだとやりやすいです。)
  • 木ネジ数本
  • 木工用ボンド

フィギュアケースの作り方

1.完成イメージを組み立ててみる

まずベニヤ板の上に透明仕切りケースを4つ並べて乗せ、それを1×3材とファルカタ材で囲みます。それが片方の出来上がりイメージになります。

2.ネジを打つところを描く

1の仮組み立ての状態で1×3材の横からネジを打つところに印を入れます。一つの木材の四隅に書きます。一つ書いたところで、同じサイズの木材を並べ、全ての木材の同じ個所に印をするとわかりやすいです。。

3.枠を組む

枠を組んでいきます。まず印のところに下穴をあけます。下穴をあけないと木材が割れてしまうことがあるため、この作業は重要です。動画では電動ドリルで穴をあけているところをご紹介していますが、電動ドリルがない方はキリで穴をあけて下さい。その場合、貫通させるのは大変なので、半分くらいまで穴をあけると後はスムーズにできます。

次に穴をあけた部分に木ネジを打っていきます。実際に取り付ける前に、木材にあらかじめネジをドライバーで留めていきます。この時、先が少しだけ出るようにします。ネジは板の厚みより1センチほど長いものを使うとよいです。

そして実際に枠を組みます。1で仮組み立てした時と同様、実際に透明ケースをはさみながらすると歪みも少なくやりやすいです。

枠ができました。これをもう一つ同様に作ります。

4.塗装する

3で作った枠組みと、ベニヤ板2枚の片面に水性ニスを塗ります。今回使用したのは、セリアにある水性ニスのウォルナットです。筆で塗っていきます。

5.内側の装飾をする

今回、内側は布で装飾をします。まず、ベニヤ板の塗っていない面と枠組みを合わせて、内側を鉛筆で型どります

そしてそのサイズに合うように布をハサミでカットして、ボンドでつけます

6.背板を組み立てる

ベニヤ板を枠組みに取り付けます。このとき、しっかり端を合わせ、4隅に木ネジを打っていきます。4隅だけで不安な場合は、枠の真ん中に取り付けても構いません。

これで左右の本体は完成です!

7.二つの箱を金具でつなげ、取っ手をつける

パカパカ開くように、この二つのボックスをつなげていきます。まず、片方の2か所に蝶番と留めます

このようにマスキングテープで固定させた上から木ネジを打つとずれを防ぐことができます。ここでも下穴は必ずあけてから作業してください。

次に反対側を留め金具で止めます。この留め金具はセリアのもので、ツメをひっかけて開け閉めできるタイプのものになっています。こちらも蝶番同様、しっかりマスキングテープで固定して穴4か所にネジを打っていきます。

取っ手は上部の出来るだけ真ん中につけるようにしてください。こちらも木ネジで固定します。(※今回はホームセンターで購入した取っ手を使用していますが、百円均一でも手に入れることができます。

8.仕切りケースを取り付ける

透明仕切りケースは4つで一組になるので、まず、この四つの仕切りケースの周りをテープで囲み固定します。そして固定できたケースに両面テープを付け、そのまま木枠に入れこみます。この時、両方の外側に少しだけ隙間を開けるように貼り付けてください。(ここに内蓋を差し込みます)

9.内蓋を作る

これでほぼ完成!このままでも十分使えるのですが…このままだと、閉じて運ぶと、中身が右へ左へぐちゃぐちゃになってしまう可能性があります。そこで、収納して運ぶ時用に内蓋を作ることにしました。ベニヤ板(箱の内寸サイズ)とL字金具4つ(こちらも百円で手に入ります)を使用します。まず8で少し開けた隙間に満遍なくL字金具を差し込みます。

そして見えている金具の部分にボンドを付け、そのままベニヤ板を合わせて乗せます。そして乾くと写真のようにしっかりくっついています。(ここではベニヤ板が薄いため、ネジではなくボンドを使用します。)

左側にL字金具をはめ、そのまま閉じると、運ぶ時に中が散乱するのを防ぐことができます。この内蓋も余った布などで装飾すると、仕上がりが良くなります。

10.最終装飾をして完成!

今回は「鬼滅の刃」のフィギュアを飾るため、子どもに喜んでもらうために箱のモチーフも主人公が背負う箱のイメージに近づけたかったので、外側をマスキングテープで装飾しました。年代によっても様々なキャラクターもあるため、イメージに合った装飾をするとより気に入ったものが完成します。

使い方は色々

今回作ったフィギュアケースは様々な使い方をすることができます。

1.飾る

広げてフィギュアを入れてそのまま飾るパターンです。仕切りもあるため、安定して飾ることができます。

2.遊ぶ

そのままおうちやお部屋と見立ててお人形ごっこをしたりすることができます。

3.運ぶ

取っ手があるので、お出かけにもっていったり、お友達と一緒に遊ぶときに箱を閉じて簡単に持ち運ぶことができます。この時、中を守るために内蓋を忘れないように取り付けて下さい。

4.収納する

箱ごとおもちゃ収納やカラーボックスなどに片付けることができるので、すっきり収納することができます。

まとめ

いろんな使い方ができるフィギュアケース。たまっていくおもちゃもただ置いて飾ったりするだけでなく、きちんと収納したり定位置で飾ることができるといいですよね。また、小さなおもちゃはなくしやすいもの。ケースに入れることで個数も把握でき、一つ一つを大事にするという大切さを養うこともできるのではないかと思います。そして何より、子供が喜んでお片付けをしてくれるのも嬉しいですよね。

今回のDIYはネジ打ちなど、初めてやる方には少し難しい行程もありますが、どんなのがいい?と本人に聞きながら選んだり、出来るところは子どもと一緒にやったりすると、親にとっても子にとっても、もっと大切なものになると思います。また、ご紹介したものは手持ちのフィギュア(一つ最大5㎝角)のサイズに合わせて材料を選んでいますが、透明仕切りケースは様々なサイズが販売されているので、飾りたいフィギュアのサイズに合わせたものを選んで、それに合わせた大きさのものを作るとどんなフィギュアでも飾ることができます。お気に入りのケースを作ってみて下さいね!

NOCCでは、今後も子育てに役立つような、DIYの情報を載せていきますので、
ぜひ時間があったらホームページを覗きにきてください♪

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