お家で簡単 親子でハーバリウム作り

こんにちは。

みなさんのお家にはお花は飾っていますか?お花を飾ったり、植物を置くことでお家が華やかになり、明るい雰囲気になりますよね。

我が家でもお花を飾りたいと思うのですが、飼い猫が葉っぱを食べようとしたり引っ掻いたりするので、植物はあまり置くことができません。我が家だけではなく、小さな子どもがいたり動物がいたりすると、飾りたくてもなかなか飾れないという方も多いのではないでしょうか。また、玄関やトイレなどに置きたくても、日当たりが悪かったりすると育ちも悪くなり、飾れなかったりもします。

そんな時にお勧めしたいのが「ハーバリウム」。聞いたことがあるという方も多いとは思いますが、どんな場所にも飾れてギフトとしても人気の高いインテリアフラワーです。

今回は、簡単に手に入る材料で、そして子どもと一緒にお家で楽しむことができるお手軽ハーバリウム作りをご紹介します。

ハーバリウムとは?

ハーバリウムとは「植物標本」のこと。プリザーブドフラワーやドライフラワーを小瓶に入れ、専用オイルに浸して作ります。

お花の種類や位置によって全く違う雰囲気になるため、オリジナルのハンドメイド作品としても販売されていることが多く、簡単に作ることができるので、様々なワークッショップなどで取り上げられています。開発された頃は、植物の研究のための長期保存として使われていたようですが、近年、その透明感やデザイン性からもインテリアの一つとして一般家庭でも飾られるようになりました。

そして何よりお手入れなどをしなくても長期的に、どこにでも飾れるのもハーバリウムが人気となっている理由の一つです。

作るのが大変?

ハーバリウムと言えば、ドライフラワーを用意したり、専用のオイルや瓶が必要だったり…。まず、材料を揃えるのが大変そう。そして配置や植物の選び方が難しそうで、作ってはみたいけど、なかなかハードルが高そうなイメージがあるのではないでしょうか。

確かに、ハーバリウムが世間に出回り始めた頃はそうでした。ワークショップなどでの製作では材料が揃えられているため簡単に作ることができるのですが、実際にお家で自分で作ってみようと思うと、ドライフラワーはお花屋さんなどで売っているものの、少量では売っておらず、一種類が束になって売られているので、何種類かのお花をそろえるとなるとお花が余ってしまう。そして、専用のオイルも割とお高めな価格で販売されています。

しかし、今ではなんと、百円均一で材料をそろえることができるのです。ドライフラワーも少量ずつ、様々な色や種類が販売されています。そして専用ボトルも、専用オイルもすべての材料が百円均一でそろえることができるのです。

これなら気軽にお子様と一緒にお家でチャレンジすることができますよね!

百円均一で手に入るハーバリウムの材料

今回、自宅でハーバリウムを作るのに購入した材料はこちらです。

  • ドライフラワー:かすみ草やあじさい、千日紅や猫じゃらしなど、一般的にハーバリウムに使われる種類のドライフラワーが販売されています。お店によって、お花の種類別に売られていたり、一つのキットとして同系色のものが少量ずつ何種類かセットになって売られていたりと、販売方法はそれぞれです。パッケージの中はこんな感じ。赤系や青系、黄色系に紫系など、色も様々な色があるので、作りたい色の系統を決めてお買い物すると統一感が出て作りやすくなります。
  • 専用ボトル:写真の右上に写っているものが専用ボトルです。ボトルについてはガラス製のものとプラスチック製のものがあり、今回は一般的に使われるガラス製のものを使用しました。また、素材だけでなく、様々な形や大きさ、蓋の種類など、ボトルの種類もたくさんあります。
  • ハーバリウム専用オイル:ハーバリウムを作る上でとても重要な材料である専用オイル。こちらは1パックにつき45ml入っています。今回使用したボトルは90mlのため、一つの瓶を作るにあたり2パック必要でした。

ハーバリウムの基本的な作り方

①瓶の消毒

ハーバリウムは少しの菌が入ることで色が濁ったりお花を綺麗に保てなくなったりします。なので、作製する前に買ってきたばかりの瓶は一度食器用洗剤などで洗浄することをお勧めします。漂白剤や煮沸消毒などをしてもよいでしょう。大切なのはそのあとしっかり乾かすこと。少しでも水滴が残っているとカビなどが発生する可能性もあります。この工程。少し面倒ですが、少しでも中のお花を長持ちさせるのに大切な事前準備となります。

②花材をカットして瓶に入れていく。

次にメインである瓶詰の行程です。色やお花の種類を選んで瓶に詰めていくのですが、かすみ草など、サイズが大きく瓶からはみ出すようなものははさみでカットします。瓶に入れていく時は、我が家ではお家にあった細めの割りばしで入れていきましたが、小さいお子様がいる方は長めのピンセットなどがあれば便利でしょう。こちらも百円均一で買うことができます。

お花の入れ方のコツですが、私がよく参加するワークッショップで教えてもらったのは、

  • 飾る向きを決め、正面になる方向を意識して作っていく。
  • かすみ草は瓶の内寸の高さに合わせてカットする。
  • あじさいなどオイルを入れると浮きやすい軽い花材は、かすみ草に引っ掛かるように入れる。

など。でも、基本的にお花の順番や入れ方に正解はありません。ここにこれを入れたら綺麗かな。このお花はここにもあるから少し離して入れよう。など、自分で考えながら入れていくのも楽しいです。また、実際にオイルを入れると少し浮いたり、透明感が出たりと雰囲気が変わることもあります。

やっぱりここに…。やり直したい時は

順にお花を入れていく中で、やっぱりこれはここに配置すればよかったな。という場面。本当によくあります。でもオイルを入れる前ならまだ大丈夫!上のものからピンセットなどで一つずつつまんで取り出して、目当てのものまでたどり着いたらそこで位置の修正をします。ここで注意!入れたお花を出していくときは優しく掴んで無理に引っ張らないようにしてください。ドライフラワーはもろく、崩れたり破れたりすることがあるので、ゆっくりと出すようにすることが大切です。

③最後にオイルを入れていく。

仕上げの専用オイルを入れる行程。百円均一で売られているオイルはパックに入っています。また、少量のため、直接入れるのとこぼれそうだな。と思う方にお勧めなのが調味料ボトル。調味料ボトルは蓋を取れば口が大きく、出し口は小さい。なので、この種類のボトルなどに一度すべてのオイルをいれてから瓶に注ぐと注ぎやすいです。(ボトルも消毒をお勧めします。)もちろん、ご自宅にない方はパックのまま注いでもOK。また、注ぐときは空気が入るのを防ぐため、瓶を傾けながら入れていくとよいです。まさに、ビールを注ぐ時のイメージで、瓶の内面に沿わせて少量ずつ入れていってください。細くなった口の真ん中あたりまで注ぎます。

④あとは瓶の蓋を閉めるだけ。

瓶の蓋はこぼれないようにしっかりきつく締めましょう。仕上げに瓶の口周りにリボンをまいたり、ラベルやテープで装飾してもかわいいですね。

たったのこれだけハーバリウムの完成です!

子どもと一緒に作る時の注意点

私が初めて親子でハーバリウムを作ったのは娘が4歳くらいの時のこと。ものを作るのが大好きな子だったので、私も大好きだったハーバリウム作りに一緒に挑戦することにしました。娘はとにかく瓶に詰めていくことに夢中。目の前に置かれたお花を無造作に詰め込んでいきます。それでもオイルを入れると柔らかい雰囲気になって、案外上手くできました。

ただ、やっぱり難しかったのは「お花を崩さずにつかむ」ということです。先ほども述べましたが、ドライフラワーは脆くて、崩れたり破れたりしやすいものなので、優しく持たないとすぐに崩れてしまいます。なので、まずはお約束として「やさしくゆるくつかむこと」を伝えておきます。それでもやっぱり小さいお子様はぎゅっと持ってしまうので、そんな場合は最も崩れやすい千日紅のお花などはスプーンで救って入れたり、あじさいなどは指でつまんでまずは瓶の中にいれる。それから瓶の中で一本の箸でつままずに置きたい場所に移動させる。というやり方も一つの手です。

そして、それよりも大切なことがもう一つ。子どもが真剣になっている時に手や口はできるだけ出さないこと!子どもと物を作るときに、ついつい「自分ならこうするのに」「もっとこうしたらいいのに」と思うことがあります。でもハーバリウムの場合、瓶からはみ出さない限り、どんなお花の詰め方でもオイルを入れてしまうと案外しっくりくるものです。なので、入れ方や順番、配置などは本人のやりたいようにしてもらいましょう!

まとめ

いかがでしたか?敷居の高そうなハーバリウム作りですが、実は百円均一で売っている材料のみでできるので、ワークッショップに出向いたり、たくさんのドライフラワーを買わなくても、おうちで気軽に楽しむことができます。

そしてこれ。自宅で飾るのももちろんよいのですが、ラッピングをしてお友達やおばあちゃんにプレゼントしても本当に喜ばれます。心を込めた手作りのプレゼントとしてお子様と作ってみるのもいいですね。

材料、作成手順、注意点など、色々と紹介しましたが、瓶にドライフラワーを入れてオイルに浸すだけ。簡単にできるハーバリウム、一度挑戦してみてはいかがでしょうか。

NOCCでは、今後も子育てに役立つような、DIYの情報を載せていきますので、ぜひ時間があったらホームページを覗きにきてください♪

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