みなさんこんにちは。
外出自粛が解除されて、人通りが元に戻った場所も増えてきましたね。一方でソーシャルディスタンスの確保やマスクの着用などの対策が必要だったり、学校が完全に再開されていなかったりと、まだまだ課題があって、完全に元通りとはいかないようですね。そんなこの先がどうなるかわからない状況の中、体調を崩す人も多いのではないでしょうか。
「ここ最近ずっと体がだるいなぁ」とか「なんとなくやる気が出ないなぁ」とか、そんな気持ちになっていませんか?
もしかしたらそれは、自律神経のバランスが崩れているのかもしれません!
今回は、『自律神経の整え方BOOK』という本をご紹介しようと思います!
通勤途中や仕事中、日常生活の中でちょっとした工夫をするだけで改善されるのだそうです!!
①自律神経の乱れがあるかどうかのチェック、②改善方法1(姿勢、運動、食事について)、③改善方法2(睡眠、考え方)、の3回に分けてご紹介します。
まずは自律神経の乱れをしめす13のサインから。体の不調が続いている方が、少しでも楽になりますように(^^)今回はサインについてのみですが、改善方法については次回の記事で詳しい説明をするのでご安心くださいね♪
以下は、この本を読んで個人的に要約したものです。
自律神経整え方BOOK
毎日不調が続く、病院に行っても何も悪いところがないと言われた、など原因不明の不調が長引いているのは、もしかすると「自律神経失調症」かもしれません。自立神経失調症は、体の自動調節機能がおかしくなってしまう症状のことだそうです。自律神経が乱れると、本来眠っているはずの交感神経が働き、緊張状態が続いてしまいます。
では、なぜ自律神経が乱れてしまうのでしょうか?
自律神経失調とは、交感神経と副交感神経のバランスが乱れるこで、自律神経とは、体内の循環器、呼吸器など体内活動に必要不可欠な器官の活動を、自動的に調整している神経を指します。
交感神経には、心と体を緊張させて興奮状態に導く役割が、そして副交感神経には、心と体を鎮め、リラックス状態に導く役割があり、この2つがバランスよく機能している場合が望ましいのだそうです。
そして自律神経は一度失調すると、なかなか治りづらいようです。
自立神経の乱れをしめす13のサイン
1.なんだか眠れない
入眠困難(寝床に入り入眠しようとしてもなかなか眠れない)、中途覚醒(夜中や早朝に突然目が覚めてしまう)、早朝覚醒(朝起きた時に疲れがとれていない)などの状態は、「眠りの質が悪く、浅い」状態のこと。
これらが長引く場合には自律神経の不調を疑った方が良いかもしれません。
2.めまいや耳鳴りがする
浮動性めまい(歩いていても座っていても、どこかふわふわした感覚がある)、回転性めまい(突然グルグルと目が回るような感覚がする)、起立性低血圧(急に立ち上がるとクラっとしたり、目の前が真っ暗になったりする)などに加え、耳鳴りがしたり耳が詰まるような感じが続くのも自律神経の状態が関係しています。
脳脊髄液は脳室を満たしている体液で、脳の水分量を調整したり、脳そのものの形を整えたりする役割があって、この脳脊髄液の流れが悪くなると、めまいや耳鳴りのような症状を引き起こしたり、ホルモンを調節する下垂体に大きな影響を与えるようです。
3.胸が苦しい、ザワザワする感じがある
これらの根本的な原因は、胃の働きがおかしくなっていることにあります。
胃の働きが弱っている時は、胃が収縮し、上部に上がるという現象が起こり、それが横隔膜の上がり下がりを邪魔して、肺の働きを邪魔してしまい、呼吸が浅くなりザワザワした感じが起こるのだそう。背中や肩の筋肉が緊張し硬くなる時にも、肺の動きが悪くなります。
4.電車に乗ると動悸がする、嫌な感じがする
特定の行動をした時になんらかの不調が出るのは、パニック障害が疑われます。こういった症状が一番出やすいのは、満員電車に乗っている時のようです。
他にも飛行機の機内や渋滞中、トンネル内、あるいは美容院や歯医者、狭いところなど、自由に行動ができない環境や、長時間拘束されて焦りや不安を感じる状況で起こることがほとんどなのだとか。
5.いつも手足が冷えている
夏の暑い時でも手足が冷えている、冷房などにとても弱い、暖房で暖めても手足が温まらないなど気温が高いときでも手足が冷えているとすれば、自律神経の乱れにより、体温を上手に調節することができなくなっている状態です。
血液が手足の末端まで行き渡り、筋肉に酸素や栄養素を送ると、ミトコンドリアという器官が、熱となるエネルギーを生産してくれ、体温が上がるのですが、自律神経が乱れると、これがうまくできなくなってしまいます。
6.体の一部だけ汗をかく
胸から上の上半身だけ、または顔だけ火照ることがある、手のひらだけ、足の裏だけ、頭だけ汗をかくというような状態は、交感神経の働きが強くなり、血管が収縮し、血圧が上がり、一箇所だけに血液が集中している状態です。
部分的に汗をかくということは、腎臓や肺が弱っていることの現れかもしれません。
7.胸やけや満腹感がつづく
お腹が空かず、食事をしなくても良い感じがする、食べ始めたらすぐにお腹がいっぱいになる、胃がムカムカする、胃痛を感じるなどの症状は、胃の働きが弱っている時に起こるようです。
胃が弱っていれば、食事をうまく消化できず、もっと消化を良くしようと胃酸をたくさん出しすぎてしまい、胃のむかつきや胸やけ、胃痛の原因になります。
8.下痢や便秘を頻繁に繰り返す
これらの症状は、内蔵の中でも大腸が弱っている時に起こります。
ストレスによる緊張などを改善する方法は、ストレスの所在を探り、考え方を変える習慣をつけることです。
9.肩こりや腰痛がなかなか治らない
慢性的に続いている場合には、実は自律神経が関係しているということも珍しくありません。交感神経の働きが強くなれば、筋肉は緊張状態になるのです。肩こりの多くは、頚椎周辺の筋肉が硬くなり、頚椎が歪むことによって起きます。
10.気候の変化に弱い
雨が降る、台風が来るという状況の時に、体調が悪くなるなどに関しては気圧との関係性が自律神経の乱れと大きく関係しています。
筋肉が張っている状態の時に気圧が下がると、さらに各臓器が膨らんで働きが悪くなるのだそうです。気圧が下がることにより、脳内を流れている脳脊髄液が脳内で圧力を増し、神経を圧迫して痛みが起こる、しめつけられるなどの症状が発生します
11.やけにまぶしく感じる時がある
太陽がやけにまぶしく感じてしまう、暗いところでなかなか目がなれない、ベッドに入っても目がさえてしまうという時には、瞳孔の調節機能が関係しています。自律神経が瞳孔の調節機能を動かしてくれるので、こちらも自律神経に関わってきます。
12.のどに違和感がある
つばがなかなか飲み込めない、ヒステリー球(のどの圧迫感)を感じるなど、のどの違和感は自律神経の乱れの典型的な症状の一つです。
13.風邪でもないのに頭が痛い
パソコンを使用していると目の奥が痛み、頭がしめつけられるような感じがすることはありませんか?
頭痛には「片頭痛」「緊張型頭痛」「大後頭神経痛」の3つのタイプがあるようです。
・片頭痛:女性に多い。脳内の血管が拡張し、閃輝暗点(星のような光が見える)という症状が出ることもあり、その後ズキンズキンと脈を打つような痛みがある。
・緊張型頭痛:頭蓋骨を包む筋肉が緊張することにより起きる。肩こりや首の痛みも併発することが多く、締めつけられるような痛みがある。
・大後頭神経痛:首の骨が歪むことによって起きる、目の奥に痛みがある。
これらはどれも筋肉の緊張によって起きます。長時間のパソコン作業やスマホの操作、猫背などの悪い姿勢、小さく浅い呼吸、日々のストレスなどが原因なのだそうです。
まとめ
以上が、「忙しいビジネスパーソンのための、自律神経の整え方BOOK」の自律神経の乱れを確認することができるチェック項目をまとめてみたものです。
みなさんはいくつ当てはまりましたか?実は私も自律神経の乱れが原因で上のような症状が出ることがありました。頭痛や肩こりはあまりないのですが、めまいがしたり胸が苦しくなったりと、7つくらいは当てはまるかなぁという感じです。
といっても、全部の症状がずっとあるわけではなく、たまにいろんな症状が代るがわる訪れるというイメージです。自律神経失調症とまではいかなくても、バランスがうまく整っていない時はあるのかなと思います。仕事や家事に手がつなかくなるほどではないのですが、気にはなるのでなんとなくモヤモヤします。できれば毎朝スッキリ起きたい!
私と同じように感じている方や、もっとひどくて毎日つらい思いをしている方も少なくないのではないでしょうか。
もし、当てはまる項目がある!と思った方は、こちらの記事を読んでみてください(^^)この本の後編、解決の仕方をまとめた記事になります。
自律神経を整える具体的な方法(姿勢、運動、食事)編
自律神経を整える具体的な方法(睡眠、考え方)編
なお、この記事は2019年10月9日に公開されたものです。在宅ワークで運動不足だったり、この2ヶ月で生活リズムが乱れてしまったりと、体が変化に対応できずに自律神経のバランスを崩してしまう人もいらっしゃると思い、再公開しました。
本書には13のサインについての原因や解決方法など、より詳しい説明がたくさん載せられています!ぜひ実際に手にとって読んでみてくださいね♪そしてみなさんが少しでも健康で快適な生活が送れますように(^^)
今後、NOCCではほかの書籍などもご紹介してくので、いろんな角度からご参考いただければと思います。
書籍名 | 忙しいビジメスパーソンのための、自律神経整え方BOOK |
著者 | 原田 賢(はらだ けん) 1976年東京生まれ。日本で最初の自律神経専門の整体「元気になる整体院」代表。大学卒業後、サラリーマンとして販売やITエンジニア職などを経験。過度な労働から自律神経失調症、うつ病になり休職を余儀なくされたことから、同院を開院した。施術の範囲は整体だけにとどまらず、体を温めたり、冷やしたりする食事などの栄養指導、メンタルのアドバイスなど、自律神経に関係する全ての事柄をフォローしている。著書に『自律神経を整えるストレッチ』(青春新書インテリジェンス)がある。 |
発行日 | 2018年7月15日 第1刷 2018年9月14日 第5刷 |
発行書 | 株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン |
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