受験勉強をしている子どもを持つ親にとって、子どものやる気を継続させることって本当に頭を悩ましますよね。
「期待理論」ってご存知ですか?
「期待理論」とは《期待》《道具性》《誘意性》の3つから成り立つ理論です。
例えば、受験勉強をしている子どもにとってのゴールは「志望校に合格すること」でしょう。
「僕が努力すれば○○校に合格できる!」その可能性が高ければ高いほど、「よし!それなら頑張ろう!」と思いませんか?これが《期待》です。「どうせ努力しても○○校には受からない。」こう考える子どもが果たしてやる気を継続させられるでしょうか?そういう意味でも「目標設定」は大切なんですね。
さて、「志望校に合格すること」ができれば、その子どもにはどんな未来が待っているのでしょうか?「両親が喜んでくれる」とか「やりたい部活に入れる」とか「ゲームを沢山やらせてもらえる」とか。1次的結果(合格)が2次的結果(部活・ゲームなど)にどの程度結びつくのか?これが《道具性》です。
そして、それらの1次的・2次的結果が本人にとってどれだけ魅力的なのか?これが《誘意性》です。未来を想像するとワクワクする。そんな時、子どもはとてつもない力を発揮するのです。
仮に、母親が子どもに「志望校に合格したらゲームを沢山やらせてあげるわよ。」と言ったとしましょう。しかし、子どもにとって「ゲームを沢山やらせてもらえること」が魅力的でなかった場合、それによってやる気がアップすることは無いですよね。「道具性」と「誘意性」の関係は非常に重要なんです。
私たち「教育の病院 NOCC」では、「期待理論」を科学的に測る検査も作っています。もう少しでお披露目することができますので是非期待していてくださいね。私たちは今日も、教育を科学します。
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