記憶について

脳今日はちょっと専門的な話ですが、学習の基本にもなることなので是非知っておいていただきたい内容です!

記憶は、記憶できる時間記憶する種類に大きく分けることが多いです。

時間は短い方から、感覚記憶短期記憶(作業記憶を含む)、長期記憶となり、最近よく研究されているのは作業記憶(ワーキングメモリ)です。このワーキングメモリはよく研究されているだけあってすごく面白いので、またの機会に書きたいと思います。

2指標

匂いなどの刺激を1秒程度覚えているのが感覚記憶、単語や電話番号などを覚えようとして数十秒程度覚えているのが短期記憶、それ以上の長い時間覚えているのが長期記億です。

時間に関しては厳密な定義はされていないので、そこまで気にする必要はないです。記憶の質的な差で分けたら時間的に違ってたって感じなので。まぁ、難しい話はやめておいて次にいきましょう!!

記憶する種類は、書き表すことができる陳述記憶(宣言記憶)、書き表すことができない非陳述記憶(非宣言記憶)に大きくわけられます。

陳述記憶は単語や今日の出来事など言語で表すことができる記憶で、非陳述記憶はゴルフのスンイグやお箸の使い方など言語で表せない記憶のことです。そして、これらはもう一段階分解することができます。

陳述記憶は意味記憶エピソード記憶、非陳述記憶は手続き記憶プライミング記憶に分けることができます。

意味記憶はモノの名前などで、その記憶に前後関係はありません。逆にエピソード記憶は今日1日の出来事などで、前後関係がある記憶のことです。

手続き記憶はお箸の使い方などで、体が覚えているという記憶というのが分かりやすいでしょう。プライミング記憶は少し毛色が違って難しいのですが、端的に言うと、後の情報に影響を与える前の記憶です。例えば、これまでの文章に変なところが3ヶ所あったのをお気づきでしょうか。1つでも気づいていなかったら、それがプライミング記憶です。ちなみにその3ヶ所は、「長期記億(正しくは記憶)」「曖味(正しくは曖昧)」「ゴルフのスンイグ(正しくはスイング)」です。それぞれが変なことに気づきましたか?

あ記憶についてこれだけ知っておけば、十分です!

記憶が人間を作ります。記憶の種類が分かれば、なぜ緊張すると100%力が発揮できないのか、効率の良い記憶方法など、様々なものが見えてきます!!これらのことも、またお話しできればなと思います。