トレーナーとコーチ

よくお客様から「NOCCは塾じゃないんですか?」と聞かれることがあります。それに対してスポーツで説明することがあります。
スポーツの世界には、「コーチ」と呼ばれる仕事と別に「トレーナー」と呼ばれる仕事があります。「コーチ」は選手に技術面を教えます。それに対して「トレーナー」は選手の肉体面を管理し、その技術を身につけるためにはどのような筋肉が必要なのか?どのような体の使い方をすればいいのか?等を分析し、選手・コーチと共にトレーニング方法を作ります。全ては「選手のパフォーマンスを効率良く最大限に伸ばす」ためです。

技術は教えられるだけでは伸びません。それを繰り返し練習することで伸びていきます。しかし、ただ闇雲に練習するのではなく、その技術を伸ばすのに最適なトレーニング方法というものを見つけて練習する。これが目的を達成するための1番の近道となります。

私たちは、これを教育でもやるべきだと考えています。

教育の世界では、子どもに授業を教える先生がいます。先生はいわば「コーチ」のような存在です。しかし、学力を伸ばすために重要なのは、その子どもの学習法です。算数が苦手だからといって闇雲に算数を勉強しても、思うように学力は伸びません。

子どもたちには、一人ひとり自分に適した学習法があります。その学習法を見つけるために、NOCCでは教育検査を用いて分析します。IQ、EQ、性格などを測り、その子にとって最適な学習方法・学習環境を見つけます。

スポーツの世界でスポーツ科学が当たり前に使われているように、教育の世界でももっと教育科学を生かしていくべきだと考えています。そして、NOCCがその学習者にとっての「トレーナー」のような存在になれたらと願っています。