目標への捉え方にあった勉強方法で成績が変わる!?

今回は、テストに対する考え方と学習方法についての論文を
ご紹介したいと思います!

皆さんは、お子さんに合った勉強方法を把握していますか?

私の学生時代の勉強方法は、教科書を1から読み返して、
ノートにまとめながら一つ一つ覚えていくことが多かった気がします。
人によっては、私のようにまず1から覚えていくという方法をとらず
全体的な内容をまず把握した上で
ポイントをおさえていくという方法をとることもあると思います。

またテストに対して思う気持ちは人それぞれで
「いい点をとりたいな」と思ったり
「悪い点をとりたくないな」と思ったり、
その時の状況によって変わることもあるでしょう。

今回の論文では、テストに対しての気持ちと
学習方法が合っているとき、テスト結果がよくなるのかどうかについて検討しています。

「いい点をとりたいな」と思っているときに最適な勉強方法は何か!?
「悪い点をとりたくないな」と思っているときに最適な勉強方法は何か!?

それでは詳しく見ていきましょう!

*専門的な内容になりますので、とりあえず結果が知りたい!という方は
オレンジ色の文字の部分は読み飛ばしていただいても大丈夫です!

 

目的

制御焦点(促進焦点と防止焦点)と学習方略が適合した時に、
高い学業パフォーマンスを収めるかどうかを検討


制御焦点

促進焦点:希望や進路の欲求を重視し、獲得の在と不在に関心があり、目標を理想として捉える
(「どうやったら自分の目標や夢を叶えられるかよく想像することがある」など)
防止焦点:安全や責任の欲求を重視し、損失の在と不在に関心があり、目標を義務として捉える
(「どうやったら失敗を妨げるかについてよく考える」など)


学習方略

熱望方略:獲得への接近。同じ課題を徹底的に完遂することよりも、新たな問題集に取り組むような方略
・マクロ理解方略「細かいこと(用語や語句など)を覚えるより、おおざっぱな内容をつかもうとした」など
・拡散学習方略「授業でとりあげた内容に関する論文を読んだりした」など

警戒方略:損失の回避。授業で出された課題に何度も取り組み、完璧に遂行する方略。
・ミクロ理解方略「重要な用語や語句を理解することを重視した」など


結果

<促進焦点の傾向が高い人>
マクロ理解方略を用いた場合に高い学業成績を示す
マクロ理解方略を多く多くしている場合に、記述式テストにおいて高い学業成績を収めていた

<防止焦点の傾向が高い人>
ミクロ理解方略を用いた場合に高い学業成績を示す
ミクロ理解方略を多く使用している場合に、空欄補充型テストにおいて高い学業成績を収めていた


でした!

つまり、

いい点数をとりたいと思って勉強するときは、
まずはおおざっぱな内容を理解したり、
授業で興味があったところはあとで自分で調べたりする
という勉強方法をとるといい結果が出る!
その中でも、記述式テストでいい結果が出る!

悪い点をとらないようにすることを目的として勉強するときは、
重要な用語やごくを理解することを重視する
という勉強方法をとるといい結果が出る!

その中でも、空欄補充型テストでいい結果が出る!

ということでした♪

まず、テストに対する気持ちがどうであるかということと
学習方法テストの結果に影響を及ぼすことには驚きました!

テストに対する気持ちに関しては
私自身、得意であったり興味がある科目は
「いい点をとりたい!」と思って勉強していた記憶があります。
しかし苦手であったり興味がない科目に対しては
「悪い点をとりたくない」という気持ちが大きかったような気がします。

そうだとすると
興味がある科目は積極的に内容を理解しようとするし
興味のない科目はとりあえず覚えないといけないことを覚えるという勉強方法に
自然となっていくのかもしれませんね。

でもここで気をつけたいのが
それぞれの勉強方法が問題形式の結果にも影響するということ!

勉強するときは、
それぞれの考え方に合った勉強方法を選択する必要がありそうです 😯 

今回の調査では大学生に対して行われましたが
中学生や高校生のお子さんが勉強するときにも
参考にしてみてはいかがでしょうか♥

NOCCでは、今後も子育てに役立つような論文をご紹介していきますので、
ぜひ時間があったらホームページを覗きに来てください♪

(参考文献:制御焦点が学業パフォーマンスに及ぼす影響―制御適合の観点から―

ABOUTこの記事をかいた人

個別指導塾と集団指導塾で、主に中学受験・高校受験の英語と国語を担当してきました。 世の中の子育てに励む全ての親御さんたちが笑顔になるような記事を書いていきたいです!!